不幸にして
またまた発行間隔があいてしまいました。仕事を終え、家にまっすぐ帰ると、息子を遊ばせ、ご飯を食べさせ、また少し遊んで、お風呂に入れて、寝かしつけて、とやっていると午後10時過ぎ。そこから現在進めている英語の本の翻訳作業(来年前半には出版予定)とか、インターネットを通して講師をしている大学院生からのメールに目を通し、なんてやっていたらもう時間はありません。でも何とか時間を確保して、発行間隔が開いても続けたいと思っています。
さて今回は「不幸にして」「運悪く」という単語についてです。現在滞在しているセネガルでは、かなり頻繁にこの単語を耳にします。フランス語の教室でも、習ったことが無かったこの単語は、少々長いですがこれです。
malheureusement (発音は「まるるーずもん」)
本国フランスで、この単語を頻繁に使うのかどうかわかりませんが、どうも筆者には、こうした単語を使うのはお国柄とか、民族性とかの方が色濃く影響しているように思われます。
ではこれに該当するスペイン語はなんだっけかなあ?と思い出そうとして出てきたのが
lamentablemente, desafortunadamente
などですが、実は筆者は通算すると2年8ヶ月あまりになるラテンアメリカ・スペイン語圏での滞在で、これらの言葉を耳にしたことが一度もありません。
つまりラテンアメリカでは、思うように行かなくてもある意味当然と受け止め、開き直る?!のが国民性で、セネガルでは、少なくともリップサービスとしては「いや頑張ったけど運悪く…」とエクスキューズするのが国民性なのかなあ、などと考えています。まああまり根拠は無いですが。
次号はこのあたりにも関連する「忘れちゃった」という言葉を取り上げたいと思っています。