スペイン語からのフランス語学習

寒い!

 アフリカの地図をご覧になるとわかりますが、セネガルはサハラ砂漠の南、赤道よりは北ですが、フィリピンと同じくらいの緯度にあります。標高も低い国ですから当然気候は熱帯です。特に内陸の乾燥した地方に行くと、日中の気温が40度を超えるのはざら、時には50度にもなります。

 筆者の同僚コーミは、すっかりこうした気候になじんでしまっています。ところが今年のダカールはちょっと異常で、いつもなら暑くなる5月に入っても、非常に快適な気温が続いています。海辺の町ですから、内陸部ほど暑くはならないのですが、半袖では肌寒い日も多くあるくらいです。それでコーミは「寒い!寒い!」と言いながら長袖を着込み、その上からショールなどを肩にかけています。

 筆者は昨年の12月に冬のニューヨークから日本を経由して赴任してきたので、それほど寒いとは思いませんが。

 さてスペイン語では「寒い」は

Hace frio.

です。hace は hacer の三人称単数形ですが、この場合は無人称と考えた方が良いかもしれません。表面には出てきませんが英語の

It's cold.

の it と同じで曖昧な主語です。

 幸いなことにフランス語も良く似ていて、スペイン語の hacer に対応する faire を使って表現します。

Il fait froid.

 froid (寒い)もスペイン語の frio に似ていますから楽ですね。

 一方 il は英語の it とはちょっと違っています。英語の it に該当するフランス語は「それ」という意味でなら多分 ça (サ)だと思うのですが、無人称の主語を表すには彼という意味がある il をよく使います。il を用いる表現は多くあるので、おいおい紹介していきたいと思います。

 さてでは「寒い」に似た表現を紹介しましょう。

良い日ですね。
Il fait beau.
Hace buen tiempo.

ちょっと涼しいですね。
Il fait un peu frais.
Hace un poco fresco.

とても暑いですね。
Il fait très chaud.
Hace mucho calor.

 これ書いてあらためて気がついたんですが、chaud は形容詞なのに、calor は名詞なんですね。


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